8月19日、大統領評議会の会合で、プーチンは政府に対し、財政状態の不安定な地域の一覧を定め、それらの地域とともに最長五年間の財政・経済健全化計画を策定し、年内に少なくとも1000億ルーブルの均衡化交付金を配分するよう指示した。
矛盾しない二つの見方
同じ会合でのシルアノフ報告は、一見すると明るい話に読める。地方予算の歳入は年初来6%増えて15兆ルーブルを超え、個人所得税は10%、法人利益税は6%増えた。8月1日時点の地方予算の収支は1700億ルーブル、36地域が黒字で執行した。地方の債務は年初から1150億減って3.3兆ルーブル、自主財源の17%にあたる。
ヴェドモスチは別の見方を示す。2026年第1四半期に予算が赤字だった地域の数は、前年同期の46から56に増えた。歳入に対する赤字の比率が最も大きかったのはユダヤ自治州(50.5%)、ケメロヴォ州(50%)、ヴォログダ州(32.9%)、コミ共和国(32.7%)である。
どちらも本当だ。一方は合計を、もう一方は分布を語っている。
収支を実際に支えているもの
答えはシルアノフ自身の報告の中にあり、それは歳入ではない。支えているのは、連邦政府による三つの措置だ。
第一に、財政貸付債務の三分の二の免除。
「この免除の規模は5180億ルーブルに達した。76の地域がこの手段を利用した。生じた余力の大半は、軍人家族の支援に振り向けられている」
第二に、残る三分の一の償還期限を2027〜2029年から2031〜2033年へ先送りすること。財政省は秋に予算案とあわせて法案を提出し、三年間で約3000億ルーブルが浮く。第三に、評議会で扱われたあの1000億ルーブルの交付金である。地域財政安定化計画の2027年の予算効果を、シルアノフは「8000億ルーブル超」と見積もり、すぐにこう付け加える。「だが、それでも足りない」と。
つまり地方の赤字は消えていない。連邦予算と次の十年に付け替えられただけだ。五年間の「健全化」計画は、これが資金繰りのずれではなく、中央政府が毎年補填する構造的な赤字だと認めたに等しい。
プーチンの指示はこうだ。
「政府に対し、そうした連邦構成主体の一覧を定め、その財政状況を均衡させるための一連の仕組みを提案するよう求める。あわせて、地域とともに、最長五年を見込んだ財政・経済健全化の計画を策定し、承認するよう求める」
なぜこれが戦費の支払いの話なのか
地方予算は、参戦者に対する地域独自の給付、公共料金、社会支出を負担する。シルアノフは率直に述べている。5180億の免除で浮いた資源の大部分は、軍人家族の支援に向けられた、と。コメルサントによれば、8月1日時点で商業融資は地方債務の三分の一を占める。この仕組みの一部は、市場金利の銀行融資に依存している。
これが我々のモデルに与える変化
指標の値は変わらない。ただし、ここでは二つの数字に注意が要る。
我々の地方予算の指標は現在、7月時点で移動一年で −1.616兆ルーブルを示す。シルアノフは +1700億という。これは矛盾ではない。彼の数字は七か月の累計であり、我々のものは十二か月をまるごと覆う。ロシアの地方予算は12月まで常に均衡して見える。歳出の大半が年末に通るからだ。二つの数字は違う長さの時間を測っており、衝突していない。
第二に、財政省が報告する改善は、地方の歳入ではなく連邦資金によるものだ。我々の指標は結果を測るのであって、その出どころは測らない——連邦からの移転が止まれば同じように下がり、続けば同じように持ちこたえる。間接的には連邦の財政赤字に関わる。免除も交付金も、中央の歳出だからである。
八つの指標の現在の状態はモニターにある。
分かっていないこと
地域の一覧はまだない。指示は出たが、この種の一覧は通常数週間後に出てくる。1000億の交付金の出どころも明かされていない——政府の予備費か、既存の配分内での組み替えか。「8000億超」の効果が、財政省が9月に提出する2027〜2029年度予算案に織り込まれているかも分からない。本稿の準備中、kremlin.ru の会合速記録は一貫して503エラーを返した。そのためプーチンの引用はRIA経由であり、シルアノフの数字はすべて財政省サイトにある報告本文から取っている。