石油・ガス予算収入は、このモニターが追う資金調達の連鎖の出発点に位置する。これが弱まれば、下流のすべての指標に追加の負荷がかかる。だからこのモニターは石油・ガス収入を「駆動源」と呼ぶ。

なぜ前年比ではなく水準なのか

前年同月比の伸び率が答えるのは、収入が前年の同じ月と比べてどうかということだけである。したがって、弱かった年からの反発は、水準が戦前を依然として下回っていても、健全に見えることがある。このモニターはむしろ、石油・ガス収入を固定された戦前の基準に対する水準として読む。

数字はどう作られるか

財務省は石油・ガス予算収入を各年初からの累計で公表するため、各月の寄与分は前月との差として算出される——財政赤字で用いるのと同じ累計解除の手法である。その月次の数字は、ロシア統計局(Rosstat)自身の消費者物価指数で2021年価格に実質化され、直近12か月にわたって合計される。したがって、インフレだけでは戦前水準との比較が押し上げられることはない。

基準点の由来

100は、開戦前最後の通年である2021年の実質総額——2021年価格で9 027億ルーブル——を示す。0はその半分である。両方とも実測値に先立って固定されており、具体的な区切りの理由は方法論ページにある。

石油・ガス収入の落ち込みが引き起こすもの

石油・ガス収入が弱まれば、生じる財政赤字は、国内借入、国民福祉基金(NWF)、あるいはロシアのM2マネーサプライ伸び率に現れうる経路のいずれかを通じて賄わなければならない。収入の読み値が弱いこと自体は、連鎖の残りがどう反応するかを決めない。モニターは残り七つの指標を追うことで、追加のひずみがどこで吸収されるかを示すのであり、「駆動源」そのものを単独の判定として扱うわけではない。