8月27日、政府会議で上半期を総括したミシュスチンはこう述べた。
「こうした指標のおかげで、予算歳入も伸びている。18兆6400億ルーブルを超え、予測を大きく上回った。重要なのは、その構造が変わり続けていることだ。石油・ガス以外の収入は、すでに総額の80%を超えた。我々の経済では本格的な多角化が進んでいる」
その比率はどこから来るのか
数字は財務省自身の速報値である。上半期の歳入は18兆6220億ルーブル(前年比+5.8%)、うち石油・ガス収入は3兆6610億(−22.7%)、それ以外は14兆9610億(+16.3%)。石油・ガス以外の比率は確かに80.3%で、一年前は73.1%だった。
だが比率は分数であり、分子と分母のどちらが動いても変わる。+7.2ポイントの変化を分解してみよう。石油・ガス以外の収入が変わらなくても、石油・ガス収入の落ち込みだけで+4.8ポイント上がる。石油・ガス収入が減らなければ、それ以外の収入の伸びで+2.9ポイント上がる。二つの効果が相互に作用するため合計は7.2を超えるが、内訳は明白だ。「多角化」の三分の二は分母の縮小によるものだ。分子の成長によるものではない。極端な場合、石油・ガス収入がゼロまで減れば比率は100%になる——それを多角化と呼ぶのは難しい。
対照例:7月
1〜7月の比率は79.2%——「80%の壁」を下回る。何が起きたのか。7月に石油・ガス収入が9340億まで持ち直し、「多角化」は後退した。石油収入が好調な月に悪化する指標が測っているのは、構造政策ではなく油価である。
「予測を大きく上回る」という説明にも疑問が残る。年間の歳入計画は40.28兆、その半分は20.1兆であり、実績の18.64兆はそれに届かない。ミシュスチンが何と比べていたのか、速記録には記されていない。
正直に測るには
この落とし穴はすでに二度見てきた。予算の石油・ガス収入は7月に前年比+18.6%——それでも戦前水準の57%にとどまり、得点は100点中14点、8つのうち下から二番目だった。伸び率は回復を示すように見えたが、水準は低いままだった。比率は、分数を替えただけの同じ罠だ。
だからこそ我々の指標は2021年に対する実質水準を測る。伸び率や比率の見せ方では動かない。分母は戦前の年に固定されており、別の項目がどれだけ落ち込んでも「改善」しない。ほかの指標はモニターにある。
分かっていないこと
ミシュスチンは18.64兆と言い、財務省の速報値は18.622兆だった。この差はおそらく、政府がより完全な報告を見ていたことを意味するが、公表版は見つからなかった。石油・ガス以外の収入には源泉別の内訳もない——この数字からは、1月1日からの付加価値税22%への引き上げによる寄与と実質成長を切り分けられない。